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みなさん、こんにちはVisutorです。

今日は世界のVFX/CGスタジオのニュースをお届けします。昨今韓国と日本の日韓関係は非常に良くない状況と言えますが、日本と韓国そして中国アジアのVFX業界に
大きいと思われるので、今日はそんなタイムリーなニュースをお届けします。

世界的なハリウッド映画アベンジャーズやファンタスティックビーストはこれから韓国で作らるかも知れない?!

30年設立にもなる世界的CG/VFX映像スタジオScanlineVFX(スキャンライン)が韓国ソウルにスタジオを設立しました。
今までハリウッドVFXの支社と言えばカナダのバンクーバーやモントリオールでしたが、ここに来て韓国と言うのは、業界の人も驚いたのではないでしょうか?

ScanlineVFXは韓国ソウルに6番目のスタジオをオープンしました。ScanlineVFXと言えば近年でも「The Avengers」(アベンジャーズ)「Aquaman」(アクアマン)
「Terminater6 Dark Fate」(ターミネーター ニュー・フェイト)「Midway」(ミッドウェー)
など今でも年に約15本のハリウッド映画をのVFXを製作しています。

1989年にドイツで設立され、今年でついに30周年になります。世界中にスタジオがあり、ドイツはミュンヘン、シュトッツガルトにグローバルスタジオがあり
アメリカ、ロサンゼルス、カナダにはバンクーバーとモントリオールに大きなスタジオがあり、ソウルに6番目のスタジオをオープンしています。

Scanlineの社長である、Stephen Trojersky氏はこのように記事で報道されていました。

「ハリウッドからのCGやVFXの状況はますます増えている、韓国の最高のテクノロジーと優秀な現地アーティストそして通商産業、エネルギー省、韓国とソウルによる
すばらしい巨大な支援があり、とても熱心で非常に効率的なサポートがありました。ソウル市は最高の投資先だと気づきました。」

かなり韓国はハリウッドのVFXに協力的なようで多くのサポートがあった事は容易に想像出来ると言えます。

ソウルに設立した新スキャンラインスタジオでは、プロジェクトの受注だけには留まらず、大学や専門的な分野についてVFXの研究や人材育成プログラムなども実施していく模様で、韓国現地アーティストをスキャンラインのパイプラインや最先端技術をトレーニングしいてる様子だと伺える。

またスタジオで開発された物や技術などは、商業化なども視野に入れ、韓国国内のVFX企業に提供されると言われている。


韓国もVFXの世界競争について行くのか?

このようにソウルや韓国のVFX産業の技術のハリウッドレベルへの底上げなども実施し、韓国企業がよりこれからハリウッドの仕事の受注や案件に対応出来ると期待しています。
また他のグローバルな企業と綿密に協力してハリウッド映画に積極的に参戦してくる模様

ソウルに開設する事前の検討に、日本と中国も候補にあったようだが、
バンクーバーや世界中のScanlineスタジオに韓国人が多かった事なども理由になっていると思われる。韓国に決まった理由としては、ソウル市政府や通商産業省などの積極的な支援があって韓国に決まった模様
ここら辺の戦略は中国とも似ているように感じる事が出来る、海外の技術を取り入れるためなどに投資をかなり増やしている模様

またほかにも3つの会社の誘致にも成功し、今後5年間で1億1000万ドルをソウルに投資し2023年までに550人の新規雇用を創出していくと言われている。

ハリウッドの作品の多く製作しているスタジオがアジア圏の韓国に支社を作った事はやはり業界的にも大きなニュースで、
これからの韓国市場はますます目が離せないものとなってきそうだ。