簡単CGエクササイズ！サクッと作る回転イチゴパフェ、モデリング前編！！

みなさんこんにちは、Visutorです。今日は久しぶりに簡単なCGの作り方解説ブログを書いてみます。

題して回転してるイチゴパフェ！！

上記の以前書いた、サクッと作る背景モデリング、前編・後編、駐車場の作り方！で書いたように、今回はスイーツCG、食べ物CG「パフェ」の作り方を、１から最後まで、モデリングからコンポジティングまで逃さず前編と後編に分けて全部解説したいと思います。

今回はレンダリングして動画で簡単に作っており、イチゴパフェを回転させています。

CGってそもそもなに？　と言う方はこちらのページも是非参考にして見て下さい！
【初心者必見】今からCGを始めたい方に送る道しるべ！～前編～

それでは、さっそく作り方（料理レシピ）を見て行きましょう！

まずは理想のパフェを見つけるために、理想のパフェを探しに行きましょう。とにかく資料集めは多いという事は無いので出来る限り、たくさんのパフェを見て理想の形を探って行きます。好きな形は大体好みになって来ますが、ベースの形などを決めて行きます。

それぞれの形を作る前に順番通り、レイアウトを作って行きます。ある程度頭に想像する形とカメラアングルを決めて行きます。この時点でカメラアングルなどは決めてから、プリンの揺れ具合などもモデリングする際に決まって来ます。

さらにまたここからは細かな資料探しです。グラスの形を検索して理想のグラスを探しに行きます。グラスくらい想像で作れないか？と思いますが、簡単な形ほど騙されるので、しっかりとプロポーションも図って作って行きます。

レイアウトにある形を注意しながら、遠くならない様に資料にそって細かい形を作って行きます。微妙な形やガラスの薄さなどに注意して行きます。プリンの形やイチゴなどもここで作って行きます。

次に細かいオブジェクトを作って行きます。パフェの上に乗ってるミント類はいくつか種類がありましたが、あえて複雑な形の物を今回は採用しました。作るモデリング自体は全てシンプルな形ですが、スプラッシュやクリームが飛んでいる様子を次はエフェクトで作って行きます。

それではここから、クリームが飛び散るスプラッシュを作って行きます。Zbrush等でモデリングしても良いのですがこういうのはエフェクトの得意ジャンルなので、エフェクトでやって行こうと思います。下記が簡単な手順になります。

エフェクトはややこしくなる可能性が高いので、必要なオブジェクトだけを移動して全く別の新しいMayaシーンで作るとやり易いかと思います。

まずはベースの飛び散る中身のオブジェクト（クリーム）を選択して、タブをFXに切り替えてBifrost FluidsからLiquidを選択します。
それからAttributeEditorの中にあるParticle DisplayからPointSizeを2に変更します。
勝手にタイムラインが再生される時はストップしておきましょう。

次はbifrost liquidを選択してから外側のグラス（クリームの受け皿である容器）を選んでからBifrost FluidsからColliderを選択！
これで受け皿からオブジェクトが落ちなくなります。

次に衝撃を与える落ちるオブジェクトを用意します。そしてこれをFields/SolversからGravityを選択します。
これで落ちていくモーションを追加します。
落ちる物の形に関しては簡単でも良いのですが、形を色々変えるとパターンが変わって面白いです。

次にbifrostLiquidを選択してから落とすオブジェクトを追加選択して、再度Bifrost FluidsからColliderを選択

これでもう完成です！あとは好きな水しぶきのタイミングを何回か再生したり、落とすオブジェクトの形を変えたりして、好きなタイミングでタイムを止めて、bifrostLiquidのAttribute Editorから、Bifrost MeshingからEnableをオンにして、Surface RadiusやResolution Factorなどを変えて、出来ているMeshのヒストリーを消したらGeoが完成！
ObjでExportしたり、元のMayaに戻せば出来上がりです！