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みなさんこんにちは、Visutorです。

それでは今回は前回のサクッと作る回転イチゴパフェ、モデリング前編!!に引き続いて後編のテクスチャ~コンポジティング編をお送りしたいと思います。

CGってそもそもなに? と言う方はこちらのページも是非参考にして見て下さい!
【初心者必見】今からCGを始めたい方に送る道しるべ!~前編~

解説ブログなので前回と同じく、完成まで作り方をしっかり全て見て行きたいと思います。

それでは早速続きを作って行きましょう!!

モデリングが完成した段階で、テクスチャが必要な箇所のみUV展開を行って行きます。
今回は水しぶきなどの簡単な所以外のコップ・イチゴ・プリン・ミントをUV展開してテクスチャを塗って行きます。

テクスチャはお馴染みのSubstance Painterで行います。マテリアルは特に意味は無いのですが、SciFi PVC plasticをメインに使って行きます。

スイーツの細かい箇所を塗って行きます。イチゴなどに関してはテクスチャが手に入ればプロジェクションで塗って行くなどが良いですが、プリンなどは良い素材がなかなか見つからないので、ある程度はハンドペイントで塗って行きます。今回はこの段階ではマテリアルは気にせずに、Maya上で設定していく前提でDiffuseだけに気を使っています。

大体作ったテクスチャは上記になります。だいたいがDiffuseSpec/Refrectionになります。カップの中に入っているクリームやジャムのような物などは、どうしても1つのオブジェクトになるので、いくつかマスクを用意して分けて行くと細かいコントロールが効いて良いです。

レンダリングの途中経過です。今回はVrayを使ってレンダリングをして行きます。リージョンで囲っているイチゴを現在設定して行ってます。オーガニックなど果物系で気をつけるのはSSS(サブサーフェス)の値です。またここでテクスチャの綺麗さなども出て来るので、特にSSSなどは必要であればマテリアル設定の段階でテクスチャの修正・追加に戻るなども良いです。

この状況でまだGeoが足りない感じがするので、水しぶきを足していきます。水しぶきは前回と同じ作り方で作って行きます。水しぶき部分を周りにバランスよく浮遊させておきます。

各細かい部分を少しづつ調整しながらファイナルの状態に持って行きます。マテリアルに関してはどれも非常にシンプルな設定にしてあります。SSSが入っているのはイチゴとプリンくらいで、水などは5秒くらいのマテリアル設定です。
Diffuseを0にして、Spec1,Gloss1 RefractionをオンにしてGlossを1と言う感じです。と言うか本物に再現するとこれが一番無ような気もします。

また気になるライティングも余計な事は一切せず、HDRIのみにしています。メインのキーライトくらい置いても良いのですが、中心から回転するので影部分を作りくなかったので、今回はHDRIのみにしました。Dome sphericalをオンにして 光源の強さは2に設定してライティングは以上です。

ライティングやマテリアルは単純な物で、パチパチと作って行くだけなのですが、コンプの素材はしっかりと作って置くと良いです。やはりどうしてもコンプでのコントロールが良く効く状態であれば、その方が早く出来るので、各オブジェクトのマットに関しては全てしっかりと出しておくと良いです。

そしてコンプして完成です!!コンプでは全体の色の調整と、物によってはマスクを使ってイチゴ単体などを明るくしていきました。全体で調整した時間は、おおよそ2時間弱くらいです。マスクを使って色を微妙に調整しただけで、特別な事は無いですが、全体の細かな色味調整などはコンプはやはりやり易いです。

さて、ここまでいかがでしたでしょうか?

スイーツは題材が面白く楽しめる題材で、このようなオーガニックな物は意外と作るのが思っているよりも難しくてサクッと作っても良い勉強になるかと思います。

前回の駐車場とは完全に方向性が違いますが、久しぶりにブログでの解説をして見ました!!

スイーツの動画のチュートリアルやレンダラーの解説など、無料のMaya超初心者コースなどが充実しているVisutorマンスリーコースはこちらの下記からどうぞ!!

またハリウッド作品に参加したベテラン日本人アーティストとのマンツーマンコースなども是非ご覧下さい。

それでは、また次回!!